□□ 知多半島に行ってみよう
天気がよかったので、知多半島に行ってみようと思った。
ぼくのすむ岩倉からだと名鉄電車を使えば簡単に半島の先端あたりまでいける。車を使えばもっと簡単かもしれない。夏は海水浴で大いににぎわう半島である。
今日の予定コースは、知多半島のちょうど中ほど西海岸にある常滑という町から、突端の師崎を経由して、常滑のほぼ真東にある河和という町に至る、およそ30キロ、寄り道をしても40キロ程度の道である。楽しんでいけるだろうと思った。
常滑は今、名古屋新空港の建設関連工事で土ぼこりがモウモウとしている。全然面白くない道。海が見え始めると、少しあたりの雰囲気が変わった。
|
常滑は古い町 |
横道に入る。迷路のような細道の両側に古い家屋。自動車道に沿って人の生活道が平行して走る。こちらの道のほうが俄然面白い。カーブミラーにぼくの姿が映る。
なるべく自動車道を走らずにあっちに行ったり迷ったり。なにか面白いものでもあればなあ。
|
次第に変わっていくものもある |
|
稲を見張るのはこのぼくさ |
海沿いに走ったら大きな古い建物があった。味の館。どれどれ面白そう。入ってみよう。
昔の味噌倉を改造した食堂だった。味噌おでんとざる蕎麦を注文した。おでんの味噌はもちろん赤味噌で、味はまったりした甘辛。とても美味しい。
ざる蕎麦は、ツユが味噌味で。これはちょっとどうかなあ。ぼくはやっぱり藪蕎麦がいいのだけど。
味噌倉食堂で時間を費やしてしまった。
|
坂井浜の近くにある「味の館」で味噌おでん |
|
美浜の海岸 |
灯台があった。灯台が青空にすっくと立っている姿はとても美しい。波の音がリズムを刻み、ぼくは階段に座り込んで空を仰ぐ。
|
野間灯台 |
最期の海水浴客が波打ち際で遊んでいる。水は透明でキラキラと太陽光が反射している。この夏はヘンだった。今になってまた暑くなってきた。果物はみんな中途半端な味。ビールも売上を落としたらしい。
|
水は冷たいかもね |
|
ゆっくり走って今日はもうお終い |
などと、海水浴場でしばらくボーっとしていたら、もうすっかり陽が傾いた。まだ予定コースの半分も走れていない。まあ、いいか。
内海という駅でBD−1をたたんだ。電車に乗った。