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□□ 風車から江の島まで

 気分爽快。じつに快調である。以前はこの付近ではバテバテだった。見慣れた風景をあとにしてすぐに出発。このあたりは今回の旅で一番の標高。風が心地よい。畑の中を走る。道を下る。海に向かってどんどん下る。城ヶ島への分岐。左城ヶ島。右葉山。今日は葉山を目指していく。結局城ヶ島往復の距離の分だけ走行距離が短くなった。軽いペダルを踏んでいくと駅にでた。
11時50分。三崎口駅。41km。

 ここで昼食にする。駅前にあるラーメン屋。寿司屋。どっちにはいろうかどうしようか。結局奥まったところにある寿司屋にはいる。間口がちいさいし、なんとなく空いている感じ。はいってびっくり。満席だ。なんとか隅のテーブルに座ることができ、地魚寿司を頼む。鰯、鯖、イサキ、太刀魚、鱸の五種類。茶碗蒸とアラの味噌汁がついて1000円。味は…うむ、ネタはいいな。鯖などもっと食べたいと思う。けどシャリがもうちょっとだったかな。

地魚寿司 手前左から時計回りに
鰺、サバ、イサキ、太刀魚、スズキ

12時25分出発。

 さて、腹も一杯。また走る。道が狭くなる。自衛隊基地を左手に見てさらに快調に飛ばす。単調な景色。まったくおもしろみに駆ける道。前回は足が痛くて、もうやめよう、今度逗子までいったら電車に乗ろう、などと思っていた。歩道がほとんど無くなる。車に気をつけながら走る。海だ。遠くに江ノ島が見える。前回、ほんとに遠くに見えた江ノ島。今日はとても近く見える。海にはヨットの白い帆がたくさん浮かんでいる。
13時10分。立石公園。52km。

 ちょっと海岸に出る。ヨットがたくさん海に浮かんでいる。バーベキューを楽しむ家族がいる。
13時25分。葉山。57km。

海岸のヨット バーベキューをする家族

 大通りの喧騒を避けて海岸脇の狭い道を走る。サーフボードがどこの家にもある。辻子を通過。海岸で遊ぶ子供。釣りざおを遠く放り投げる人。静かな波。トンネルを抜ける。もうついてしまった。
14時6分。由比ガ浜。66キロ。

砂浜
子供

 少し休憩する。ボードを自転車にくくりつけた人が次々やってきて海に出て行く。ぼくはぼんやり眺める。
 去年はここでパンクした。今日は、おい、本当に大丈夫だろうなあ。

砂浜
由比ヶ浜

 水をひとくち飲んで出発。歩道がきれいにできており、もう急ぐ必要はない。ゆっくりゆっくりいく。江ノ島がどんどん近づく。なんだか走り足りない気分。もっと遠くにあってもいいのに。
14時55分。江ノ島。74キロ。

砂浜
乾杯

 江の島に渡ってヨットハーバーへ。店で買った缶ビールで祝杯。海風が気持ちいい。ぼくはしばらくモニュメントの下に座り込み。ディンギーが風をつかまえる様子を見ていた。


 激走三浦半島。リベンジはあっけなく終わってしまいました。この日を目標にしてきて、終わった今、なにかポッカリ胸に穴があいたような感じです。ぼくにとって、これはデカい目標だったわけです。次の目標。遠乗りはしないつもり。荷物を積んで、野宿をしながら、ゆっくりゆっくり旅していきたい。ひとまずおよそ80Kmの感触はつかめましたから。それ以下の距離ならなんとか行けそうな気がする。
 さて、どこに出かけようか。これから考えます。

 

 

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その2