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タイトル: 多摩湖自転車道 年月日: 2002年10月5日 場所: 多摩湖自転車道(武蔵村山〜武蔵野)
あらすじ: 東京の北、埼玉所沢との県境近くに多摩湖がある。都民の水瓶のひとつだ
その周りを巡り、武蔵野を横断するように自転車道が整備されている。多摩湖自転車道という。
明日は雨らしい。だから今日走ろうと思った。
武蔵村山から自転車専用のトンネルを抜けると、突然違う世界が広がった。
まだ秋には遠かった。どこを走ってもキンモクセイの匂いが辺り一面に漂っており、
のんびりと最高の気分だった。

  コース  :家…(輪行)…東大和=武蔵村山=多摩湖周回道路=(多摩湖自転車道)=武蔵野=三鷹=家
  総走行距離:51.8Km
  平均時速 :14.6Km/h
  純走行時間:3時間31分

 

 

□□  家から多摩湖まで

 土曜日とはいえ電車は結構混雑している。家から小田急線で登戸まで、登戸から立川までJR南武線。最近は混雑電車でも平気で輪行してしまうようになった。一応小さくなって車両の隅に立ってはいるが。
 立川駅からはモノレールに乗り換え移動する。新しいワンマンの多摩都市モノレールである。東大和と多摩ニュータウンを結んでいる。停車場がやたらと多く、動いたと思うと立ち止まる。先頭車両に座り、ぼくは日焼け止めを顔に塗り、腕に塗る。
 今日は多摩湖自転車道を多摩湖から走り始め、家まで帰るコース。地図で見る限りそれほどアップダウンは無い。およそ50キロである。

モノレール
多摩都市モノレールはゆっくり動く

 モノレールの終点、上北台駅に降りBD−1を組み立てる。出発。
 まずは、青梅街道を西に進み武蔵村山の町にはいる。その向こうに木立が続いている。
 市役所を過ぎ、武蔵村山市役所西という交差点を曲がり、山の方に向かっていくと、突然自転車専用トンネルが現れる。
 トンネルは全部で4つある。まるで『千と千尋の神隠し』のオープニングに出てきたようなトンネルもある。このトンネルを抜けていくと多摩湖に出られるらしい。進む。
 

暗いトンネルに入っていく

 トンネルの中は冷ややかである。ポツーン、ポチョーン。水の滴が落ちる音が背中のほうから聞こえる。後ろを振り向くのがなんとなく嫌だ。蛍光灯が灯ってはいるがそれがまた余計に薄暗さを増しているような感じである。

トンネルの中には蛍光灯が光る

 ひとつ抜けるとまた次のトンネルが現れる。抜けるたびにあたりは静かになっていく。

またトンネルが現れる

 最後のトンネルを抜けたら、そこは森の中だった。
 ポキポキと枝を踏む音がどこからか聞こえるが、人気は感じない。

トンネルを抜けると森の中

 森の中へ進む道をまっすぐ行ったら、右か左か分かれ道。さてどちらへいけばいいのか判らなくなった。地図にも出てない。さて、どっちだ。ええい、きっと左だろう。

正解はどっち?右か左か

 ぼくは、水でぬかるむ道をゆっくり左に進んだ。突然、道が消えた。踏み跡のような小さなトレースになってしまった。引き返すのもなんだし、このまま行くか。結局自転車で藪漕ぎ。最後はBD−1を担いで山を登った。

道が無くなった

 BD−1は蜘蛛の巣だらけになった。とにかく登る。登る。そしたらいきなり道に出た。多摩湖周回道路。多摩湖の周りをぐるりと回る自転車道路。足にはヤブ蚊が食いついている。早く走ろう。

多摩湖を周回する自転車道路


 周回道路を時計回りに走り始める。ぼくが山を登って出てきたあたりがこの周回道路の一番高いところだったようだ。こんどはグングンと下る一方である。自転車に加速が付く。しかし、ジョギングや対向車も多く危ない。
 西武球場の脇をすり抜けさらに下っていく。ほどなくして西武遊園地の鉄塔やジェットコースターが現れた。
 そして多摩湖の堤防に出た。

多摩湖の堤防

 多摩湖自転車道(2)に続く
  

  

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その2