・・> スープを作る4
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タイトル: | スープを作る4(アジ煮干し) | 年月日: | 2002年3月10日 | 場所: | わが家の台所 |
内容: | 今回も変わり煮干しシリーズ その3回目 築地仲卸伏高さんのところから購入した『アジ煮干し』を使ってのラーメンスープ作りであります こアジもサバ同様、甘いダシがとれました しかし、魚の香りはこちらのほうがちょっと強いかな そのぶんぼくの好みに近い感じで仕上がりました 今回の鶏ガラスープと合わせたら、冷めても美味しい東京ラーメンのスープになりました 自己評価は8点 前回よりさらに美味しいスープとなりました |
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■材料
1:タレ 前回と一緒です 2:肉系スープの材料 鶏ガラ 3匹分 手羽元 無し 今回は使いません 豚バラブロック) 1つ ニンニク 3つ しょうが 2スライス 人参 1本 長ネギ 4本 キャベツ 半個 冷蔵庫にありました 3:魚系スープの材料 アジ煮干し 200g 宗田鰹 無し 今回は使いません 4:麺 伊府麺 永楽製麺所
■タレを作る ラーメンスープをつくる1を参照してください 今回も省略します
■肉系スープを作る 今回も鶏ガラ3羽使用
今日は鶏ガラについて少々
この鶏ガラ、祖師谷大蔵の商店街にある肉屋さんで買います
生の鶏ガラです
まるまる一匹分、実にきれいな鶏ガラです
この鶏ガラを湯がき、水洗いをします
肋骨の内側に肺臓や脾臓のようなものがついていたりしますので、これらを洗い落としてしまいます
今日もこの鶏ガラを3羽分使いました
■麺 今日の麺は横浜永楽製麺所の玉子入り伊府麺(イーフーメン)を使いました
この麺は細麺でありながら、ものすごく腰の強い麺です
ぼくは気に入りましたが、これは好みが別れるでしょう
今日できたスープ(純東京風)なら中太麺でも良いと思われます
■魚系スープ 今日使ったのは、アジの煮干しです
体長約4〜8センチ程度の小アジです
この煮干しを前回同様一晩水に漬けておきました
アジ煮干し
一晩水に漬けておいた煮干しを煮立ててダシをとります
今回は水に漬けておいただけで、かなり甘くてコクのあるダシが出たので、煮立てる時間はそんなに長くはありませんでした
およそ30分というところでしょう
その結果とれたのがこのダシです
(その他のダシとは『ダシを作る』を参照して比較してください)
色はやや薄い黄色
しかし味はかなり濃いというかコクがあるというか
雰囲気はサバに似ていますが、魚の匂いはこちらのほうが強いと思います
比較表を追加します
項目 本枯宗田節 本枯鯖節 かつお節 サンマ煮干 サバ煮干 アジ煮干し 一言でいえば 野太い やさしい きつい どっしり ほの甘い 甘い 甘味 2 3 1 2 3 3 辛味 2 1 3 1 1 1 旨味 3 2 3 3 2 3 苦味 判ぜず 判ぜず 判ぜず 判ぜず 判ぜず 判ぜず 渋味 2 1 3 3 1 1 香味 2 1 3 1 2 3
■具の用意 チャーシューは永楽製麺所で売っていた焼き豚と自家製、シナチクを準備しました
2横浜高島屋の永楽製麺で買った焼き豚
■ラーメンの完成 さて、いよいよラーメンを作ります
手順は『ラーメンスープを作る1』と同じです
いつものように作ります
今日のスープは実によい出来でした
冷めても十分美味しい
2今日のラーメンの完成です
手前の赤っぽいのが永楽の焼き豚
■感想 最終評価『8.0点』
はっきりいって美味かったです
むかし懐かしい東京ラーメンという感じです
冷めても美味しいスープでした
アジの香りが弱すぎず強すぎず、良い感じです
肉系スープのほうも野菜の甘味を少し押さえておりますので、良いマッチングです
伊府麺の固さもぼく好みです
サンマとか宗田鰹を少し混ぜれば、武蔵、斑鳩、こましょうのような味ができるのではないでしょうか
青葉に似せるなら、イワシの煮干しなどを使ってえぐ味を出していくのかな
次回はサンマ、宗田鰹、アジなどを使って、もうちょっと武蔵系の味を探ってみたいと思います