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タイトル: 厚木オフ 総勢100人? 年月日: 1996年4月6日 場所: 神奈川県 愛川町にある中津川の河原
あらすじ: ニフティサーブのキャンピングフォーラムに参加していたぼくは、愛知県でオフ(オフラインミーティング)に初めて参加しました。96年になるとぼくの転勤で東京に戻ることとなり、活動の場が関東になりました。
そこで、関東で開かれるオフに参加しようと、春まだ寒い4月。愛川町で開催されたデイキャンプオフ(日帰りキャンプ)に参加しました。

そこには、だだっ広い河原をすべて占拠すべく大量の車と100人は越えようかという程の人、人、人。関東地方の動員力のすさまじさをぼくは実感するのでした。

それと同時に、こりゃ面白い、と益々キャンピングフォーラムの魅力にとりつかれていくのであります。96年の怒涛のキャンプ生活の始まりです。

キャンプ場の料金
 無料
 水場、トイレあり(隣りのグランド内)直火OK

 ※注意 現在この河原はキャンプ禁止になっている可能性があります

 【マップ クリックで広域地図】

 

□□ 96年4月6日 

 東京に引っ越してきたぼくと我が家族。といっても子供たちはもともと住んでいた東京狛江市に戻ってきたわけで、すでに同級生達と以前のように遊びまくっておりました。

 ぼくは、パソコン通信にはまり、ニフティサーブのキャンピングフォーラムへのアクセスを毎晩のように行っていた。現在のようなつなぎ放題というような契約は無く、1分いくらの電話代を気にしてのアクセスだった。ニフティへの接続にも時間に応じて課金だれるため、いかに短い接続時間で多くの情報を送受信できるかが鍵であった。

 さて、ぼくは愛知県から東京に活動拠点をかえた。従って、いままであまりなじみのなかった関東地区でのオフ会(オフラインミーティングの略)への参加が可能になった。

 そうしていたら、関東地区でのオフ会の案内があった。場所は神奈川県愛川町の河原。デイキャンプであるという。つまり日帰りでバーベキューなどやって楽しみましょう、てなわけだ。

 ぼくも参加することにした。関東地区でのオフ会は初参加となる。

 さて、当日。青野原オートキャンプ場の近く。国道412号線を厚木方面に真っ直ぐ行くと会場らしき河原が見えた。遠目でもはっきり判るほどに、すでに様々なテントが張り巡らされ、キャンピングカーもところどころに停まり、すでにして相当数の車と人がひしめいていた。

予想図
予想図
予想図
これらの写真は翌日のものですが、デイキャンプという予定も
なんのその、ほとんどの人達は前日やってきて、そのまま
テント泊、車中泊をして翌日を迎えてしまっています。
おそるべし関東のオフ会と思ったことでした


 幹事は5日(オフ会の前々日)から泊まり込んでおり、もはや二日酔いの体であります。さっそくご挨拶しますと、幹事さんから分厚いA4版の冊子をいただきました。なんとそのページ数56ページ。ずっしり重いこの冊子、今日のオフ会(デイオフのため本当の開催日は4月7日となっている)の参加者の自己紹介をどっさりと記載した名簿となっているのでありました。

名簿
名簿表紙(クリックで拡大)

 すごいです。立派なものです。こんなことしている暇あったのですね。偉い!これはもう尊敬いがいの何者でもない。やっぱり関東の人はやることが違うなあ。などとぼくはひたすら恐れ入ってしまいました。

 そんなこんなしておりますと、どんどん人が集まってきて、あちこちで小さなグループが集まって酒盛りのようなことが始まります。特に全員でなにか始まるようなわけではありません。ぼくはスクリーンテントを建て、バイクでやってきた人達と友達になり、やはり適当に料理などしておりました。

 パソコン通信で、いろいろなやりとりをしていても実際に会うのは初めての人ばかりでしたが、不思議なモノで、ハンドルネームをきけば、もう旧知の仲のようになってしまえるのがここの良いところ。

 ところがぼくは、少しの違和感を持ちつつ、所在なくすごしておりました。

 というのは、たぶんあまりに人が多すぎて、結局ハンドルネームと顔を一晩で一致させることができなかったのです。また、あまりに人が多いので、全員が一カ所に集まるのはもちろん無理。いきおい小グループに別れざるを得ず、その小グループはそれぞれ「いつものメンバー」で固まっているような感じでした。そういう中で感じる疎外感。みたいなもの。ありました。


あちこちに小グループができています
これも今思えばあたりまえなんですが

 そういう所在なさそうな人はそれはそれでグループになっておりました。ぼくはそのうちフォーラム内でとても仲良しとなった人達と一緒になり、いつの間にか相当飲んでしまいました。

 そのうち夜になります。広場で焚き火が始まりました。それがまたでかいのなんのって。人の多さと焚き火の大きさは比例しますね。きっと。そしてまた火を見ると俄然元気になる人も多く。やたら薪も出てくる。おまけに仕事を終えて会社帰りに寄っちゃった、てな人も現れて、それこそ夜中まで、よいやさよいやさの宴会です。ぼくはもうダウン。結局、車の中で寝てしまったのでありました。

次々と焚き火台やペール缶で火が焚かれます

 翌日。本来の開催日です。それぞれ得意の料理を出し合おう!という幹事の呼びかけによって、およそ100人の人々はそれぞれなにか作ってました。ぼくは蕎麦を打ってなにか適当なものを出品しましたが、あまり芳しい評価は得られず、アウトドア料理の難しさを実感してしまい。ますます所在なくなってしまいました。

 それにしても、大人数で行うキャンプオフの楽しさというか迫力。こんなこといままでにない経験でありました。ますますぼくはこういうキャンプに突き進んでいくのであります。

おわり

 

<・・厚木オフ 総勢100人? ・・>大野路キャンプ場にて