□□10月28日 紅葉を見に行く
愛知県の小坂井町から国道151号線を北上していく。豊根村から売木村。まさに紅葉が真っ盛りだった。
陽の光がそれぞれの木の葉の色を一層際だたせていた。
阿南町を過ぎると曲がりくねった道を和知野に向かって一気に駆け下りていく。
151号を右に入ると狭い林道である。右手の急峻な山からは石ころが落ちて来ており、頭上には木々が覆いかぶさってきている。くねくねと曲がる道をすすむと視界が開け、目指すキャンプ場に着いた。和知野二瀬キャンプ場である。今日から紅葉を見ながら秋の旬を味わおうという紅葉オフが開催されるのだ。
「あれぇ、mIKEさんかねえ、ぼくが中村だでねぇ、はじめてだけど、よろしくねぇ」
といって、中村さんがやってきた。ネットではやりとりがあったが、彼とは今日が初めてだった。
この時から彼とは以後何回かキャンプをすることになった。とても面倒見の良い親分肌のひとだった。
「mIKEさん、ほれほれ、これをねぇ、mIKEさんに飲んでもらわなかん思ってねぇ、持ってきたでね」
といって、中村さんが目尻にいっぱいしわをよせて笑いながら、南吉と書かれた白い化粧箱を見せてくれた。
結局、今回のキャンプは、彼の持ってきたゴツい鉄板で、肉を焼き、トンちゃんを焼き、そして、遅れてやってきた、むつごろう氏などと一緒にお酒を飲んでばかりのことになってしまったが、なぜかそれが面白くて楽しくて。ぼくはどんどん彼らとのキャンプに惹かれていくことになったのだった。
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集合写真 今手元にあるのはなぜかこの写真一枚だけ
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夜は、みんなで焚き火を囲んだ。
焼き芋を焼いたり、生ビールを飲んだりした。
川の向こうの山肌を全員のライトで照らし出して紅葉を鑑賞しようという試みは、霧が出てきてうまくいかなかった。
それでも、サイトにいつまでも笑い声が絶えなかった。
このキャンプ記には原文があります。
それはぼくがニフティのキャンピングフォーラムに投稿したものです。
すでに@ニフティのキャンピングフォーラムは閉鎖されてしまいました。 ですから、興味のある人のために原文を参照できるようにしました。拙い文章ですが暇なとき読んでみてください。
『mIKEの紅葉オフ記』
注意:長いです |