・・>春の那珂川を行く(2)
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□□  04年5月2日(日)

 朝である。会長は頭が痛いなどと言っている。焼酎は会長がほとんど飲んでしまったようである。ウィスキーの空き瓶が転がっている。これは誰が飲んだのかという議論が交わされる。

朝、もうパドラー達は川を下っていく

 朝食は乳酸菌飲料とバナナ、そしてドリップオンのコーヒーである。この朝食メニューは最近、粗沈協会のシキタリになったものである。

 今日から村松隊員が合流する。総勢5名になった。全員そろったところでカヌーを組み立てる。ぼくらの目の前を他のパドラー達がどんどん下流に向かって流れていく。快晴である。風はやや冷たいが絶好のコンディションである。

今日は船に荷物を積んで行く
(三木隊員撮影)


 いよいよ出発の儀。ビールで乾杯をして船に乗り込む。

 出だしの落ち込みを軽くこなして、あとは流れに船を任せていく。ほとんど瀬は無い。この川が初心者向けであることはうなづける。

 山あいを船は進む。両岸には新緑。そしてウグイスの鳴き声。

この程度の白波が今日のハイライト

 静かだ。

 パノラマ映画のように景色がゆっくりと移動していく。

 深い淵には渦ができている。船は右に左に舳先をとられる。しかし、大井川のような川と違ってコントロールは不必要。

 楽だ。

山は若葉で一色 ウグイスの声しか聞こえない

 休憩地点。河原でのんびりしていると、後続の船が続々と通過していく。みな、景色を楽しみながら下っていく。

キャンプ地目指して進む

 大きく川がカーブしていく。左手に扇状の砂地。今日のキャンプ地である。

 着岸してテントを設営する。あっという間にテントも食事用のテーブルもセッティング完了。


 今夜のメニューは、会長の好みにあわせて、スーパー激辛の美味しい海鮮鍋。その残りスープを使った超絶激辛豆板醤たっぷりシャンツァイ入りタイ風ウドンである。もちろん製作担当はぼくである。

(その3に続く)

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