・・>春の那珂川を行く(3)
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□□  続き

 日がかげるととたんに寒くなった。風が冷たい。全員あらゆる装備を着こんでの対応である。

 セーターもカッパもライフベストも重ね着している。それでも寒い。

夜が来た 急に風が冷たくなった

 寒いから激辛ウドンが美味い。美味いからまた辛いものが恋しくなる。という具合に、すべての辛味系調味料は鍋に放り込まれていった。

激辛海鮮鍋である


さらに辛いウドンである

 もちろん味は百点満点である。美味くなかろうわけがない。しかし、もうだれも酒など飲まなくなった。

 三木隊員が焚き火をつくった。しばらくみんなで暖をとっていたが、次第に眠くなった。またしてもぼくは眠り込んでしまった。いつテントに入っていったか定かでない。

焚き火にあたっているとすぐ眠くなる

□□  04年5月3日(月)

 朝。ウグイスがうるさいほどあちこちで鳴いている。

 空はどんよりと曇っており、いずれ雨になりそうな気配。

サイトの上には曇り空

 川は波ひとつなくゆっくりと流れている。のんびりと起き、コーヒーなどいれて飲む。昨夜の残り物などなにもない。食べる分しか作らないから生ゴミはほとんど出ない。こういうことはキャンピングノウハウだ。

 鏡のような川面に船を浮かべ、流れにまかせて下る。

 途中から雨。


 浅瀬があり橋脚があり。昨日に比べてちょっと下りにくくなった。しかし、粗沈することもなく、終点の新那珂川橋が見えた。鮎の「なかのや」の裏。一昨日の集合地点だ。

 船を陸に上げて撤収。スタート地点に車を回収しに行く。そしてボートを車に詰め込んでようやく解散。

 充実した3日間だった。那珂川。確かに良い川だ。なにも考えなくて良い。流れに身を任せていられる。

 今度は冬に来てみたい。
 

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